佐渡の塩と佐渡の米 極上おむすび作り体験

おむすび ごっこ(おむすび体験)

それはまさしく運命でした。
佐渡ヶ島でとびきりな二つが出会い、交わり、そして誕生しました。
佐渡の塩と佐渡の米でつくる おむすびのお話です。

 

佐渡の塩とは

佐渡の塩づくりの歴史はふるく 特に奈良時代後半から平安時代中期に隆盛を極め、佐渡式製塩土器という独自の進化がみられました。『日本紀略』の延暦二十一年(802年)正月の条に『佐渡國の塩百二十石を年毎に出羽國の雄勝城に送る。鎮兵の糧と為す』と記されており、夫婦岩周辺にも直径5mもの製塩跡の遺跡が数箇所ほど確認されています。

そんな昔ながらの製法を踏襲し、薪を焚き、炎を読み、風に聞きながら日本海の恵を凝縮させたのが佐渡の塩です。隣接する「塩工房 佐渡風塩釜(さどかぜしおがま)」でつくられています。

その特徴は、甘さを感じる食味です。佐渡島の海水は寒流と暖流が交わる場所と言われています。塩工房で作くるお塩はその海流が流れ着く夫婦岩近くのサザエやアワビがいつも居つく場所の海水を採取し、約15時間煮詰めて出来上がる手作りのお塩です。

甘さの秘訣は、サザエがよろこぶ海水のミネラル分を薪でじっくり炊き上げ抽出する匠のなせる技なのです。

佐渡の米とは

2007年に佐渡市でスタートした「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」にそった栽培方法で作られたお米で、独自農法による佐渡産コシヒカリのブランド名は「朱鷺と暮らす郷」(ときとくらすさと)です。

トキの餌場確保と生物多様性の米づくりを目的とし、冬も田んぼに水をはって生き物が住める環境を作り、農薬・化学肥料を通常の半分以下に抑え、田んぼで育つ生き物だけでなく、人にもやさしいお米なのです。

おむすび ごっご

その特徴は、もっちりと粘りがあり、噛むほどに甘みが広がります。
また、炊き立てはもちろん美味しいですが、冷めても美味しい(冷めた方が美味しい)ことが特徴です。
つまり、おむすび(オニギリ)にピッタリなお米なのです!

体験の詳細

★日本語が理解できない訪日外国人旅行者や耳の不自由な方、または体験プログラムの理解度向上用にインターネット接続が可能なスマートフォンやタブレット端末の持込を希望しております。
当日の受付時に体験プログラム用の多言語処理が施されたwebサイトのQRコードをお知らせいたします。Wi-Fi接続でURLを読み取っていただき、体験プログラムにご参加していただきます。イメージは映画等の字幕です。体験内容とモバイルコンテンツを融合させプログラムを進めます。

  • 対象年齢:8歳~
  • 所要時間:約1時間
  • 開始時間:1日2回開催
    ① 9:40~ ② 14:20~
  • 事前予約:3日前16時までに要予約
    ご予約はメール おむすび ごっこ ご予約フォーム
    もしくは電話 0259-76-2511 まで
  • 最小催行人員:2名
  • 定 員:15名
  • 料 金:2,000円(大人子供同額)
  • 料金に含まれるもの
    体験料 / おむすび用白米、食塩、竹皮 / お土産塩 / 消費税
  • 集合場所:めおと岩観光(新潟県佐渡市高瀬1267-5)
  • その他
    ・塩工房の見学や作業体験時に煤(スス)が付着する場合があります。火傷などご留意ください。
    ・団体等の受け入れにより体験不可日があります。
    体験受入カレンダーでご確認ください。

 

おむすび ごっこ受入れカレンダー

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ご予約と体験の流れ

おむすび ごっこ 体験の流れ
  • 3日前
    ご予約
    ご予約締切は体験日の3日前17時です。

    ご予約はメールがおすすめです。
    おむすび ごっこ ご予約フォーム

  • 当日STEP 1
    服装について
    塩工房での見学や作業体験時に煤(スス)が付着する場合があります。火傷などご留意ください。
  • 当日STEP 2
    お持ち物
    あると便利なスマートフォン。
    耳の不自由な方や日本語が苦手な訪日外国人旅行者は必須アイテムです。

    体験内容を文字で確認できます。ご案内する弊社スタッフもカンペとして利用します。

  • 当日STEP 3
    受付
    受付はご予約時間の60分前から可能です。
    時間に余裕を持ち、ご来店ください。ご来店時に売店スタッフに体験の旨をお伝え下さい。
  • 当日STEP 4
    お会計
    受付時にお会計をお願いしております。各種クーポンもご利用可能です。
    (詳しくはスタッフにお問い合わせください)
    お支払いにはQRコード決済(PayPayのみ)や各種クレジットカードもご利用いただけます。
    (VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners、DISCOVER、銀嶺)
  • 当日STEP 5
    ご案内
    体験の内容と工程が文字で理解・確認できるよう多言語処理を施した体験専用webサイトのQRコードとWiFi接続用のパスワードをお知らせします。
    お手持ちのスマートフォン等で体験専用ページをダウンロードしていただきます。
    (ダウンロードは必須ではありません)
  • 当日STEP 6
    体験会場へ
    参加者様が全員お揃いになり次第、会場までご案内します。
    (受付完了後、お声掛けしますので売店等でお待ちください)
  • 当日STEP 7
    ごはん炊き

    ごはん炊き朱鷺と暮らす郷の認証米が入った一人用釜に着火しご飯を炊きます。
  • 当日STEP 8
    ラッピング用の紐作り


    長さ60㎝ 幅12㎝くらいのオムスビを包む竹皮を用意してあります。竹皮の両端5ミリくらいを裂いてもらい、ひも状のものを2本作ります。幅広の竹皮は、再度三つ折りにして置いておきます。

    幅広の竹皮は、再度三つ折りにして置いておきます。

  • 当日STEP 9
    塩工房へ

    着火してから、ご飯の炊きあがりまで30分位です。その時間を利用して塩工房に行き、オニギリ専用のお塩「縁塩(エニシオ)」というアイテムをゲットしなければなりません。手間ヒマかかるお塩ですので、工房のおじさんも易々渡してくれません。海水汲みや薪くべ、薪割りなどを手伝って(アルバイト)「エニシオ」をゲットしてください。これがないと おむすびができません。(エニシオは2名様で1袋の割合でもらえます)
    Anyshio

    ※ 塩工房は火入れをしていない場合があります。また、天候等により海水汲みや薪割りができない場合があります。

  • 当日STEP 10
    塩(エン)むすび 作り

    1. 調理用ビニール手袋を着用(衛生管理)し、さらに軍手を着用(火傷防止)します。まずは、釜の蓋を開け、炊き上がったご飯の香りを楽しんでください。炊き上がったご飯を直径40センチくらいのタライ
      の中に移し入れます。このときにまず、ご飯の香りを楽しんでください。
    2. 炊き上がったご飯を直径40センチくらいのタライの中に移し入れ、縁塩(エニシオ)をご飯に混ぜ込みながらアラ熱をとります。

      ※ 普通オニギリ作りのお塩は、オニギリの表面だけをコーティングするように付けますが、この「縁塩(エニシオ)は、ご飯との相性が抜群(相思相愛)で、混ぜ込んだほうが美味しくなります。
    3. おむすび(オニギリ)は、おひとり様が2個になるように握ります。
      ※ 新型コロナ感染症対策としてラップ越しにむすんでいただきます
  • 当日STEP 11
    ラッピング

    イメージは日本昔話で見たようなラッピングです。
    三つ折りの竹皮を広げ、オニギリ2個を竹皮で包みます。
    一本の竹皮紐を使い、結んでラッピングの完成。
    朱鷺と暮らす郷の佐渡米コシヒカリは、冷えてから美味しさを発揮します。
    できれば景色の良い屋外でお召し上がりください。
    (お早めにお召し上がりください。)
  • 当日STEP 12
    縁結び

    一本残った竹皮紐を屋外にある縁結び場所で、結びたいご縁を想いながら、枠に竹紐を結びます。
    夫婦岩の縁結びパワーで竹紐が自然にほどけたとき、ご縁が成就すると云われております。
    最後に、お手持ちのスマホ等でカメラ撮影。シャッターのお手伝いをします。

夫婦岩エン結び

体験特典として「夫婦岩エン結び」のお土産があります。

夫婦岩エン結び

用法・用量を理解し正しくお使いください。

【保存方法】 
常温にてなるべく目立つ場所に置くこと。神棚等がベスト。

【使用方法】
結びたい事柄を念じながら塩むすび(塩オニギリ)を作り食す。(お米は佐渡産コシヒカリなら、なお良し)

【賞味期限】
結び(願い)が成就するまで。

【使用上の注意】
よこしまな結び(願い)には使用しないでください。

佐渡の夫婦岩は「古事記」の国生み神話に由来するとされ、縁結びや安産の神様として崇められています。
また、夫婦岩周辺の海岸では古代より塩作りが行われており、特に奈良時代後半から平安時代中期に隆盛を極め、佐渡式製塩土器という独自の進化がみられました。『日本紀略』の延暦二十一年(802年)正月の条に『佐渡國の塩百二十石を年毎に出羽國の雄勝城に送る。鎮兵の糧と為す』と記されております。

そんな古来より伝わる塩作りの製法を踏襲し、夫婦岩の海水で作る佐渡の塩をスティック状にし結んだ品です。
【縁のエン】と【塩のエン】・【縁結びのムスビ】と【おむすびのムスビ】を掛けています。

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佐渡夫婦岩伝説

話は「古事記」に記載されている島造りの神話の世界までさかのぼります。
伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)が国土や神を生むくだりで、淡路島→四国→隠岐島→九州→伊伎島→津島→佐渡ヶ島→本州など14の島々と35人の神々を誕生(出産)させたとありますが、地元に残る言い伝えによりますと…。

高天原にいる天つ神に島々と神々を生むよう指示を受けた夫・イザナギノミコトと妻・イザナミノミコトですが、妻が七番目の佐渡ヶ島を産み終えた頃、疲れ果てた妻の姿を夫はかわいそうに思い、妻から毛髪と唾液を貰い、自身の血潮と混ぜ合わせ、自分らの分身と猫(夫婦岩と猫岩))を創り、高天原から目の届きにくい佐渡ヶ島の西側に隠し、猫を神々の見張り役にし、残りの島々と神々を分身より誕生させ、佐渡ヶ島で休息をとりながら妻・イザナミノミコトをいたわりました。

しかし、分身の「夫婦岩」が火之夜芸速男神(ヒノヤギハヤオノカミ)を誕生させようとしたある日、見張り役の猫が退屈のせいか大きなあくびをしてしまいました。そのあくびの声が高天原にも届き、分身のことも天つ神に見つかってしまいました。怒った神様は、まず神々の見張り役をしていた猫を岩に変え、イザナギ・イザナミノミコトの二人が乗っている舟を岩に変えました。それを知り、恐れおののいたヒノヤギハヤヲノカミは、脱兎のごとく光熱を発しイザナミノミコトの女陰に戻り、再びイザナミノミコトの体内より誕生し、体裁を繕ったのでありました。そして不運にも、ヒノヤギハヤヲノカミの発した光熱により分身も赤茶色にただれ、またイザナミノミコトの女陰も例外ではなく、この事が原因でイザナミノミコトは病み臥せり黄泉の国へと退きました。

夫婦岩のある地名を「高瀬」と書いて「タコセ」と読みますが、高は、高天原の高で、この地は高天原と結ぶ場所であり、高天原へとつづく瀬〈通り道〉がある場所であるといわれています。
いっぽう、読み方の[タ コ セ」のタコは蛸であり、蛸は海の忍者とも言われるように、体の形と色を自在に変えることができ、蛸のように景色を変えられる場所であったと云われています。
では、何のために景色を変えなければいけなかったのか?言い伝えによりますと、高天原の天つ神に見つからないようにとあります。

このことを踏まえ、改めて「夫婦岩」周辺を見てみますと景色を替える途中だったのであろうか色々な色の岩が点在し、夫婦岩も女岩の割れ目の周りだけが赤茶色になっており、北側には「猫岩」やイザナギ・イザナミノミコトが乗ったと云われる「帆かけ岩」もあり、神話の世界も現実味を帯びてきます。

また、二つの大きな岩の付近は、弥生時代の遺跡・浜端洞穴遺跡があり、この二つの大きな岩にある穴からも、当時の貝殻や骨が出土しています。いにしえ人も神々の足跡に気づき、この地を選んだのでしょうか。
いつの頃からか、二つの大きな岩は縁結びと安産の神様と崇められ、「夫婦岩」と呼ばれるようになり現在に至っています。